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2012年8月13日 (月)

おやじのコントローラー

昨日、実家で父に会ったので、その思い出話をひとつ。


「ファミコン」が私の家にやってきたのは、小学校一年か二年のクリスマスでした。

本体と同時に「スーパーマリオブラザーズ」を買ってきたはずなので、確か1985年だったと思います。(←スーマリは1985年発売)

それまで私は、ファミコンのファの字も知らない子どもでした。なのにうちのオヤジ(父)は、クリスマスの日に、頼みもしないのに勝手にファミコンを買ってきたのです(笑)

その当時はテレビゲームは今ほどメジャーな娯楽ではなく、「こんなもので遊んでいたら子どもがダメになる!」と世の親たちが不審感をあらわにしていた時代でした。

それなのに、自分からすすんでファミコンを買ってくるとは、うちのオヤジは一体なにを考えてたんだろうかと思わないでもないです(笑)


さて、自分で買った割にはほとんどゲームをしなかったうちのオヤジ。

だけど休日に、ごくたま~に麻雀のゲームを遊んだりしていました。

私は麻雀のルールなんて全然知らなかったので、横からゲームを見ていてもまったく訳がわかりませんでした。

でも、いつも「ほらゲームなんかやめろ!」と言ってくるオヤジがコントローラーを握っている姿を見ていると、なぜか妙に嬉しかったのを覚えています。


しかし、ここで一つ問題が!

私は、オヤジが遊んだ後にファミコンをやるのがすっごく嫌だったのです。

なぜかというと、オヤジが遊んだあとのコントローラーはなんだかすごく脂ギッシュでヌメヌメするからです(笑)

しかもにおいをかいでみるとなんかクサい!

これは困った!

こんな気持ち悪い物、さわりたくないよう!

でもゲームはやりたいし・・・どうしようどうしよう・・・

という感じで、迷いつつも結局はゲームをやりたい欲求に負け、私は不快な気分でその「ヌメヌメコントローラー」、略して「ヌメコン」を握ったのでした。


しかし時が流れて大学生になったある日・・・

プレイステーションで遊んでいた私は、ふと気づきました。



なんかこのコントローラー、ぬめぬめしてるぞ、と!(笑)



そしてにおいをかいでみて思いました。



こりゃあ、オヤジ使用済のコントローラーのにおいだ、と!!



これは衝撃的でした。

それまで私は、においや脂っけというものに抵抗があって、自分はそんなものを発していると認めたくない、自分はまだオトナじゃない、というような気持ちがありました。

けれども、プレステのコントローラーは私に「お前ももう子どもではないんだ! ピーターパンではいられないのだ!」という厳しい言葉をつきつけていたのでした。

そういえば昔、テレビで関根勤が「おれの身体って自分の親父のにおいがするなあと思ったとき、自分がオトナになったと感じた」みたいなネタを話していました。

大学生になった私は、ようやく彼の言葉の意味を痛いほどわかったのでした(笑)


そんなヌメヌメの父も、最近はすっかり手がカサカサになってきました。

最近はゲームなどまったくやらないようですが、やったとしても「ヌメコン」にはならないかもしれません。

そう思うと、なんとなく切ないなあ (^^;



追伸。臭い臭い言うてますが、決して私はフケツな男ではないので、くれぐれも誤解しないようにお願いします(笑)





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