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2012年12月28日 (金)

【Book】『コワ~い不動産の話』 by 宝島編集部

12月28日金曜日、私も今日で年内の仕事は終わりです。

クリスマスが終わって、仕事がだんだん終わっていき、電車が空き、新聞が薄くなり、みんなが新年のことや久しぶりに会う家族のことに思いをはせる。

そんなこの時期が、私は1年の中で一番好きかもしれません。



で、今日のメインの話題は、年末とはまったく関係ありません(笑)

突然ですが、私が住んでいる家は賃貸のアパートです。

私は今の家も含めて、これまで5軒の賃貸アパートに住んできましたが、一時期の仮住まいということで、かなりテキトーに住まいを選んできました。

たとえば今のアパートも、最初に行った不動産屋さんで即日即決しました。気にした条件といえば、家賃、駅からの距離、築年数、まわりに買い物できるところがあるかくらい。気楽なもんです。

だけど、私もいつかは自分たちの家を持ちたいと思っています。そして、買うとしたら、太郎(1歳5か月)が小学校に上がる前にしてあげたいな、と思っています。

でも、そうすると、あと3年くらいで家を買う決断をしないといけないんですよね。

今までまったく未来のことのように考えてきましたが、そろそろ家を買うということについて考え始めなくてはいけないな・・・

そう思っていた中、手にとったのがこの本です。

『コワ~い不動産の話』
宝島編集部・編
宝島SUGOI文庫
2010年2月19日初版




内容は、タイトルを見ての通りという感じですが、不動産物件を購入するときにありがちなトラブルや危険を、ルポ形式で紹介するというものです。

本が書かれたのが2008年の世界金融危機(リーマンショック)の直後だったので、いまとなっては多少情報が古い部分も見受けられますが、内容のほとんどは今でも有効だと思います。

取り扱われている「不動産」は、新築から中古、一軒屋からマンションまでいろいろ。住んでから「こんなはずじゃなかった!」と思うような落とし穴・注意点が、たくさん紹介されています。

住宅購入を少しでも考えたことがある方には、当然に思われる内容が多いかもしれませんが、いっさい前提知識のない私には目からうろこの情報ばかり。家を探す前に読んでおいて、本当によかったと思いました。

たとえば・・・


 ・どこからが別費用のオプションかに注意。
  ショールームは往々にしてオプション満載。

 ・機械式の駐車場はコスト高。
  駐車場無料などの甘い言葉に注意。

 ・中古マンションの場合、修繕費の積立が不足していて
  多額の追加出費を強いられることも。

 ・3月、8月完成の建物には欠陥が多いらしい。
  決算期に間に合わせで作ったり、梅雨で作業が遅延して
  夏休み前に駆け込みで完成させたりするから。
  (本当か? こういう話には統計的データが欲しいところ!)



ちなみにこの本で一番怖かったのは、タワーマンションの危険性に関する内容です。(既に住まわれている方、どうか気を悪くなさらないでくださいね^^;)

東海大学医学部の逢坂文夫氏が、2003年に厚生省(当時)から委託を受けて、こんな調査を行ったそうです。

横浜氏在住の母親1600人に、その人が何階に住んでいるかと、流産・死産の経験があるかどうかを尋ね、2つのデータの関連性を調べました。

その結果、流産・死産の経験がある女性の割合が、2階以下の低層階に住む女性では6.88%だったのに対し、10回以上の高層階ではなんと38.9%だったというのです。

また、起床時の体温が35.5度以下という低体温の幼稚園児の割合も、調査対象の全幼稚園児に対する割合が1.9%なのに対し、10階以上に住む園児に限ると9.4%にものぼるのだとか。

これらの調査結果は、調査した責任者も結果の数値も明確に書かれているので、信頼性は高いように思います(宝島社がウソや間違いをしていない限り)。

肝心の原因については、よくわからない面もあるようですが、1つ考えられるのが運動不足なのだそうです。確かに、ドアをあけたらすぐ外に出られる家と、エレベーターを使って下に降りて・・・で外まで2~3分かかる家とでは、外出の頻度や運動量に差が出そうですよね。

他にも、高所にいることによる無意識のうちの恐怖感や、知覚されないくらいの微妙な振動によって、心身にストレスを及ぼしている可能性もあるとのことです。

ちなみに、こうしたことがあまり報道されないのは、資金力を持つデベロッパーや監督官庁などの無言の圧力があるからではないか、とのこと。

私も、「駅近タワーマンションの高層階から、バスローブでワイングラス片手に夜景を見下ろし、ひざの上には」 みたいな憧れ(爆笑) がありますが、こんなデータを見せられるとちょっと考えてしまいます。

ともかくこのテーマに関しては、さらに詳しい調査を期待したいところです。



ちなみに、私はまだ読んでいないですが、これと似た内容のこんな本も出ていますので、興味がある方はどうぞ。


『コワ~い不動産の話2』
宝島編集部・編
宝島SUGOI文庫
2011年1月12日初版



『改訂版 コワ~い土地の話』
宝島編集部・編
宝島SUGOI文庫
2009年3月5日初版

 

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コメント

確かにコワイですね。
私は愚息が生まれたときマンションの5Fに住んでいました。
その後の引っ越しで、彼が2歳のとき7F、10歳のとき9F、となりましたが、
愚息はどんどん出不精&怠け者になり、おデブ街道まっしぐら~。
これも実例の一つかも。。。(;_;)
親二人には変化はないのですけれども……

投稿: PIO | 2012年12月29日 (土) 12時07分

こんばんは!
まあ、これはあくまで統計上の話ですし、危険なのは10階以上ですからねえ^^ でも、上層階だと外へ出るまでちょっぴり大変、というのはこの本を読むまで全然意識しませんでした。

ちなみに私も奥さんも一軒家育ちなこともあり、我が家では買うなら一軒家がいいなあと思ってます。でも23区内や横浜は土地が高いし・・・悩みそうです。

投稿: ネリノ | 2012年12月31日 (月) 00時23分

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