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2013年1月15日 (火)

【Book】今さらですが・・・ 『ねじまき鳥クロニクル』 by 村上春樹

読書好きの私ですが、いままで村上春樹の小説は読んだことがありませんでした。

私はこう見えてヒネクレ者なんで、村上春樹のように新作が出るたびにやたらと話題になったり、ファンや評論家にヨイショされるのを見ると、距離を置きたくなるのです。わざわざおれが読む必要ないや、と(笑)

ただ、正月に実家に帰ったとき、10年以上昔に買ったまま読まずにいた1巻が出てきたんです。

「あら懐かしい。おれもこんな本買ってたんだな」と思って読んでみると、悔しいことに実に面白い!

よし、それだったら食わず嫌いせずに、いっちょ最後まで読んでみるか、と思って重い腰をあげたのでした。

それで、昨日、全巻制覇しました。(以下、軽くネタバレあり)


『ねじまき鳥クロニクル』
 第1部 泥棒かささぎ編
 第2部 予言する鳥編
 第3部 鳥刺し男編
著者: 村上春樹
出版: 新潮文庫


率直な感想を言います。

私には、意味がよくわかりませんでした、ハイ(^^; 

村上ファンの皆さん、すみません。

こんなにわかりにくい小説がたくさん売れるというのは、正直すごく不思議です。


第1巻では、主人公の身に次々と不思議なことが巻き起こり、変わった登場人物が入れ換わり立ち替わり現れます。

謎が謎を呼ぶような物語が続き、とにかく先が気になって仕方なかったです。はっきり言って物語に完全にハマりました。

しかし・・・2巻以降でもそれらの謎は謎のまま。個々の出来ごとの関係性や理由が漠然としたまま、話が進んで行きます。

だんだん、行き先のない道をひたすら歩かされているような気分になって、読むのが苦痛になってきました。

井戸って何なんだ?

綿谷ノボルの力って何だ? 他人の何をひきずり出すのだ?

ナツメグの「仮縫い」とは何?

精神的に犯すって、一体どういうこと??

それでも最後まで読めば、物語についてある程度納得感のある理解が得られるのかと思って読み進めましたが、何やら釈然としないままエンディングになりました(^^;

部分的に印象的なエピソード、考えさせる話題はいろいろあるんですが、全体として、極めてもにょもにょしたまま終わってしまった感じです。

感想をうまく言葉にできなくてすいません。私ももどかしいです^^;


物語の内容以外に、「肌に合わないなあ」と感じた点がいくつかあります。

まず、気取った比ゆ的な表現が多い。こういうのを「村上節」というのかどうかわかりませんが、どうも鼻について仕方なかったです(苦笑)

あと、やたらと性的な表現を使っているところも気になりました。そんなに射○(失礼)させる意味があるんでしょうか?

そして、同じところをグルグルして物語がなかなか進まない割に、文章がやたら長い。もうちょっとコンパクトになるのでは?(あんまりこういう言い方をすると、効率至上主義者みたいで気が引けますが)


最後に、この物語で心に残ったことも書きましょう。

それは、人は他人のことをわかったつもりでいて、ちっともわかっていないものだ、という事です。

特に、平穏で幸せだったトオルとクミコの結婚生活は、あっという間に崩壊してしまいます。しかも、トオルが全く想像もしなかった理由によって。

しかしその中でも、人は他人と関係性を創っていかないといけないし、創っていくことができる。

そうしたメッセージを、トオルの苦しみと成長、再生のプロセスを通じて感じました。


今日のところの感想はこんな感じです。

 

 

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コメント

ネリノさんに1票!

投稿: | 2013年1月16日 (水) 10時30分

私は村上春樹の本を8割くらい読んでると思いますが、このねじまき鳥クロニクルは読んでいません。
が、ネリノさんのご感想、分かりすぎるくらい分かります(笑)
基本的にすぱっと解決しないですし、回りくどいきどった文章・会話が多いですよね。
前半はものすごくハマるけど後半バテてくるってまさに私もです。
と言いつつ、私はこの人の本好きなんです。
うまく言えないんですが、物語から感じるパワーというか・・・想像力がやっぱりすごい!
映像化できない世界観というのでしょうか。
あ、コアな村上ファンではないのでお気になさらず~coldsweats01

投稿: uki | 2013年1月16日 (水) 16時58分

>No Nameさん
何だかわからないけど一票いただきました(笑) どうもです!


>ukiさん
村上ファンの貴重な意見、ありがとうございました!^^

「映画化できない世界観」とは、うまいこと言いますね~。よくわかる気がします。
私がこの小説に違和感を感じてしまったのも、結局これまで読んだことがない雰囲気の物語だったからで、それはつまり村上春樹の想像力がスゴいということなんだと思います。

一冊だけ読んで村上春樹をわかった気になるのもいけないと思うので、別の話もそのうち読んでみたいと思います。実は去年の夏に買った「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が、既にうちにあるんですよ^^

投稿: ネリノ | 2013年1月16日 (水) 23時48分

あれ?
ごめんなさい!
1票いれたのはミナゾウです。
「ノルウェイの森」で同じく感じました。
でも、「1Q84」に手を出そうとしてます。
これが、村上マジックなんですかねぇ…

投稿: ミナゾウ | 2013年1月17日 (木) 00時25分

おお、あれはミナゾウさんでしたか。正体がわかって安心しました^^

「ノルウェイの森」は、まったくの勝手な想像ですが、わかりやすい恋愛物語なのかなあと思ってましたが、やっぱりもやっとした感じなんですね。とりあえず、村上春樹がいまいちわからないのが私だけでないのがわかって安心しました(笑)

それでも「1Q84」に興味をひかれるってことは、やっぱりそれが村上マジックなんでしょうね^^ ちなみに、ネット上で「1Q84ははじめから4巻完結をもくろんでいた」という、まことしやかな噂を見ましたが、結局ウソだったのでしょうか・・・

投稿: ネリノ | 2013年1月17日 (木) 23時14分

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