« 意外と知られていない?? エレベーターの行き先キャンセル方法 | トップページ | 緊張と喜びのマイカー入手 »

2013年1月25日 (金)

底抜けに楽しい白熱ライブ! ディキシー・チックス 『Evening With the Dixie Chicks』

金曜は音楽の日・・・ということで、今日はアメリカの3人組カントリーグループ、ディキシー・チックス(Dixie Chicks)のライブDVD、『Evening with the Dixie Chicks』(輸入盤) を紹介します。


『Evening with the Dixie Chicks』 DVD
ディキシー・チックス(Dixie Chicks)
2003年2月11日発売
ソニー




ディキシー・チックスのメンバーは、エミリー・ロビスン、マーティ・マグワイア、ナタリー・メインズの女性3人。

それぞれフィドル(ヴァイオリン)、ギター、マンドリン、ドブロ(横に置いて弾くギター)などの、カントリーでよく使われる弦楽器を演奏し、ナタリーがメインヴォーカルを担当するかたちで、アコースティックな曲を聴かせます。

エミリー、マーティは1989年の結成当初からのメンバーで、リード・ヴォーカルのナタリーは1995年に加入、以降、この3人のメンバーで活動を続けてきました。



私がディキシー・チックスを知ったのは、2003年の有名な「騒動」のニュースででした。(この話はディキシー・チックスを語るときに避けて通れないですね)

2003年の3月10日のコンサート中に、ヴォーカルのナタリーが、イラクへの侵攻の準備を進めるブッシュ大統領(当時)を批判する発言をしました。

国際社会の理解が十分得られない中、独断でイラク攻撃を決めた大統領に対する批判は、決して的外れなものではなかったと思います。

しかしこの発言が、9.11後の愛国心が膨張したアメリカにおいて、一部の人びとからの強烈な反感を招いてしまったのです。

その結果、彼女たちのCDが破壊され、発売が禁止され、ラジオなどでのオンエアが拒絶されました。その激しさは、メンバーやその家族が身の危険を感じるほどだったそうです。

しかしそうした過激な反対意見にも屈せず、自分の姿勢を貫く彼女たちを支持する声も大きく、ディキシー・チックスはこの騒動を乗り越えて新しいステージへと進んでいきました。



そういうわけで、私にとってディキシー・チックスは、音楽を聴いたことがないけど気骨のありそうな人だなあ、というイメージ先行の存在でした。

もしかすると、すごくコワモテ系の曲をやったり、窮屈な内容を歌っているんじゃないか・・・なーんて思っていました。

しかし、彼女たちの音楽が気になった私は、今回紹介するライブDVDを買ってみました。

するとこれがもう最高い楽しい映像だったんです!

このライブは、前年に発売されたサードアルバム『HOME』の収録曲を、頭から順にすべて演奏するというものでした。



『HOME』 CD
ディキシー・チックス(Dixie Chicks)
2002年8月27日発売
ソニー




とにかく1曲目の「Long Time Gone」から、グイグイきます。バックバンドと一体になって奏でる音は、アコースティックな編成にも関わらずとにかくパワフル。

ドラムが入っていないのに、ウッドベースのボンボンと響くうねるようなリズムと、ギターの弦を打つ歯切れよい音が、心地よいリズム感を作り出しています。

そして会場の盛り上がりがもうハンパじゃない!

カントリーというと年配の人が多い印象がありましたが、観客席には若い人が多く、ふつうのロックバンドのライブみたいです。

1曲目だけ、YouTubeの映像を引用しておきます:






1曲目だというのに、客席はほぼオール・スタンディング!(*o*)  しょっちゅう歓声が響いてます。

ライブはこの後、じっくり聴かせる系統の曲と、グルーヴィーな楽しい曲とを織り交ぜながら、怒涛のアンコールへと突き進んでいきます。

すっかりリラックスして、いかにも楽しそうなメンバーの演奏ぶり、妊娠をざっくばらんに報告したり、冗談を飛ばしたりする楽しいMC、そして一体感に包まれた会場の雰囲気のすばらしさ・・・!

すべてが楽しくて、心地よくて、一時期は夕食を食べながら毎日このDVDを見てました(笑)

例の「騒動」のニュースから、「ちょっととっつきにくいのでは・・・」という先入観を持っていましたが、映像から伝わってくる彼女たちの屈託のなさ、率直でオープンなたたずまいから、その先入観のことなどいつの間にか完全に忘れていました。

カントリーという言葉で敬遠せずに、ぜひ多くの人に聞いてみてほしいなと思うグループです。


ちなみに、彼女達はここ7年くらい新アルバムを出していません。早くまた楽しい新作を聴かせてほしいです。

 

|

« 意外と知られていない?? エレベーターの行き先キャンセル方法 | トップページ | 緊張と喜びのマイカー入手 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

楽しいですね~。
カントリーミュージックって、じっくり聞いたことはほとんどないのですが、それでもなんだか懐かしいような気分になりますね。
オリビア・ニュートンジョンとかも、カントリーに分類されることがあるんでしたっけ?
ご紹介のDVD、アマゾンで検索してみたら、とてもお安いようなので、買ってみようかどうしようか…と思案中です。

あ、それからtwitterでプーランクにも言及されていましたが、今年はプーランクの記念年(没後50年)でもあるんですよ。
プーランクもいいですよね~♪

投稿: PIO | 2013年1月26日 (土) 17時52分

初期のオリビア・ニュートンジョンは、カントリーっぽかったらしいですね。
私もカントリーについてはあまり知らないんです。でも、実はアイリッシュ音楽が好きで(今までひと言もブログに書いてませんが。笑)、そのためにヴァイオリンを習ったりしたほどなんです。カントリーはアイルランド移民が伝えた音楽がルーツの1つとされているので、カントリーの曲の雰囲気は大好きです。

それからプーランク。没後50年なんですか~。いやはや、クラシックはメモリアルイアーに事欠きませんね(笑)
私はごく最近聴いたパスカル・ロジェのCDで、プーランクがすごく好きになりました。収録曲にはあまり長くない曲も多いので、将来もしピアノを習ったら(習いたいんです!)自分でもぜひ弾いてみたいです。
あ、そういえばPIOさんもご自身演奏のプーランクの音源をアップされてましたよね^^

投稿: ネリノ | 2013年1月26日 (土) 23時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1679673/48959858

この記事へのトラックバック一覧です: 底抜けに楽しい白熱ライブ! ディキシー・チックス 『Evening With the Dixie Chicks』:

« 意外と知られていない?? エレベーターの行き先キャンセル方法 | トップページ | 緊張と喜びのマイカー入手 »